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当会として4年振りに訪れる観察地です。利根運河を辿って理科大の理窓会記念自然公園を散策し、その後江川地区にあるコウノトリの里に廻って、毎年のようにヒナを育てている親鳥ペアを観察し、さらにその後成長して放鳥されている若鳥たちの行方を,ここでボランティアをしている中嶋さんから聞くことが出来ました。
利根運河(明治時代の代表的な土木工事)
利根川と江戸川を結ぶ画期的な水運ルートとして計画され、明治23年に開通したもので、全長8.5Kmと日本では一番長い運河です。常磐線や東武鉄道開設に伴って徐々にその役割を終え、いまでは利根川の洪水対策として、また市民の憩いの場所として公園化され、のどかな姿を残しています。
理窓会記念自然公園
東京理科大の同窓会(理窓会)が大学創立100周年に当たる1981年に、会員45,000人の総力を結集し、野田の地を選び2万坪にわたる記念自然公園を建設したもので、谷地と小高い丘が組み合わさり、広さは6・6ヘクタール。5つの池や林をめぐる遊歩道は、ゆっくり歩くと1時間以上かかる。林や池の周辺にはコサギ、カルガモ、カワセミ、メジロ、など年間で100種に近い野鳥が生息、バードウォッチングに最適な場所です。
こうのとりの里
野田市として平成24年12月4日に多摩動物公園から2羽のコウノトリを譲り受け、野田市江川地区に飼育・観察が可能な施設が建設されました。平成17年生まれのオスと、7年生まれのメスのつがいで、平成25年以降次々とヒナ鳥を孵し、元気に暮らしています。生物多様性のシンボルとして、ここで生まれたヒナ鳥を放鳥し、コウノトリの舞う里を目指しています。
2015年放鳥 愛・未来・翔 2016年放鳥 きずな・ひかる
2017年放鳥 ヤマト 2018年放鳥 きらら・りく・だいち
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