パナソニック松愛会
首都圏支部
作成 田口春一郎
  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう。
                                                                                                             

「利根運河」観察会の実施報告
場 所

 
利根運河(野田市)

日 時

平成30年10月21日(日) 10:00~15:00

コース

   

運河駅〜利根運河水辺公園〜運河の散策路
〜理窓会記念自然公園(理科大キャンパスに隣接/散策・昼食)〜
白鳥の池入口バス停〜(まめバス)〜しらさぎ通り入口バス停
〜こうのとりの里〜野田梅郷住宅バス停〜(茨急バス)〜梅郷駅

〜(東武)〜柏駅前(反省会/庄屋)

参加者
(敬称略)


尾原 武、鵜飼順子、小松裕一、田口春一郎、横山英樹、殿村保夫、
倉光幸司、高橋佐紀子、石原幸子、古味英子、小川嘉子、小池紀子
戸谷輝夫、中嶋 繁(担当)、野口隆也(担当)
                    [15名]


     カルガモ、羽根を広げると
ブルーの翼鏡をはっきり確認
報告
 当会として4年振りに訪れる観察地です。利根運河を辿って理科大の理窓会記念自然公園を散策し、その後江川地区にあるコウノトリの里に廻って、毎年のようにヒナを育てている親鳥ペアを観察し、さらにその後成長して放鳥されている若鳥たちの行方を,ここでボランティアをしている中嶋さんから聞くことが出来ました。

利根運河(明治時代の代表的な土木工事)
 利根川と江戸川を結ぶ画期的な水運ルートとして計画され、明治23年に開通したもので、全長8.5Kmと日本では一番長い運河です。常磐線や東武鉄道開設に伴って徐々にその役割を終え、いまでは利根川の洪水対策として、また市民の憩いの場所として公園化され、のどかな姿を残しています。

理窓会記念自然公園
 東京理科大の同窓会(理窓会)が大学創立100周年に当たる1981年に、会員45,000人の総力を結集し、野田の地を選び2万坪にわたる記念自然公園を建設したもので、谷地と小高い丘が組み合わさり、広さは6・6ヘクタール。5つの池や林をめぐる遊歩道は、ゆっくり歩くと1時間以上かかる。林や池の周辺にはコサギ、カルガモ、カワセミ、メジロ、など年間で100種に近い野鳥が生息、バードウォッチングに最適な場所です。

こうのとりの里
 野田市として平成24年12月4日に多摩動物公園から2羽のコウノトリを譲り受け、野田市江川地区に飼育・観察が可能な施設が建設されました。平成17年生まれのオスと、7年生まれのメスのつがいで、平成25年以降次々とヒナ鳥を孵し、元気に暮らしています。生物多様性のシンボルとして、ここで生まれたヒナ鳥を放鳥し、コウノトリの舞う里を目指しています。

2015年放鳥 愛・未来・翔  2016年放鳥 きずな・ひかる

2017年放鳥 ヤマト     2018年放鳥 きらら・りく・だいち

観察種 日本鳥類目録順

・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・コガモ・カイツブリ・キジバト・コウノトリ・カワウ
・アオサギ・ダイサギ・コサギ・トビ・ノスリ・コゲラ・モズ・ハシボソガラス
・ハシブトガラス・シジュウカラ・ヒヨドリ・スズメ・キセキレイ・ハクセキレイ
・セグロセキレイ・ホオジロ・カワラバト

                                            (計  25種)

                                                                                   案内人(中嶋・野口)、記事(戸谷)、写真提供(野口・田口・戸谷)



理科大野田キャンパスに隣接する「理窓会記念自然公園」にて

自然公園内にひそむ「カワセミの池」を望む

こうのとりの里」で子作りに励む
コウノトリ親鳥、食事中

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。

 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)